凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

ポジションをとること

「そういう考え方もあるよね」「それって、〜でしょ?」
これら2つの言葉が私はどうしても苦手です。

別にこれらの言葉を発している人は苦手ではないのですが、どうも言葉が苦手です。
なんでだろうと数日悩み、答えが出ました。

「そういう考えもあるよね」という言葉は、自分の意見を示さずして「あなたのいうことは予想できましたよ」と言われているから、ネガティブが感情を抱いてしまうようです。
「それって、〜でしょ?」というのは、「じゃじゃーん、知ってましたよ、後だしじゃんけんが得意なんですよ、わたし〜」というのがヒシヒシと伝わってきます。

仕事で会話をするにあたって、同じテーブルに座って議論するのであれば、こちらが意見を提案したのと同じタイミングで自分のポジションを示すべきであるというのが私の考えです。
間違っててもいいので、白黒つける。yes かnoを言う。

ポジションを取らないことで、私がネガティブな感情を抱いてしまう理由は、議論が展開しないことにあります。トピックに対して、どっちでもないポジションをとると、メリット・デメリットを洗い出すことができません。どっちつかずだから、落とし所も見えない。するとダラダラと話が続く。

飲み屋でダラダラ議論するのはいいんですが、経験上飲み屋で会話する時の方が人はいいポジションどりをします。「俺は、コーヒーは身体に悪いと思う!」とか「週末の運動はするべきだ!」とか。

ポジションを取ることを恐れる理由は、自分の意見を変えるの怖かったり、恥ずかしがったりすることになるのかもしれませんが、ポジションをとることは結論を出すことではありません。
結論を出すために、一方の視点に立ってみる。そして、話の相手に逆側の視点に立ってみるのです。ディベート大会と一緒です。

組織や会社の利益となる行動であれば、選択肢がAでもBでもいいのです。ただ、結論を好みで選ぶのではなく、きちんとメリット・デメリットを洗い出して結論を出す重要です。
その結論までの過程で、どっちつかずの意見が混ざるとスピードが苛まれます。

結果から逆算した仕事のスタイルとして、ポジションをとることは非常に重要です。