凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

一尾の秋刀魚をさばいて思うこと

婚約者(まだ籍を入れてないので)が、秋刀魚を買ってきて「刺身用だから、刺身にして〜」と言ってきたので、
クックパッドを参考にしながら秋刀魚をさばきました。
三枚おろしとか、友人の手伝いで大学時代に鯖(サバ)をさばいて以来だったので、ちょっと緊張しました。

そこで、思ったことをあげてみます。

一つ目は、祖母や母は料理がめちゃくちゃ手際が良いんだなーと身を持って知りました。田舎出身なもんで、近所から魚をもらったり、釣ってきたりした魚は家でさばくのが基本でした。小さいころから、横で見てて覚えているのは、祖母や母はなんの抵抗もなく魚をさばいていたということです。自分が一尾の秋刀魚と対峙したときのメンタリティは、中学生の中間試験並みでした。魚をさばくのには慣れの問題でしょうが、かなり度胸と技術が必要です。

二つ目は、切り身を買うよりさばいた魚のほうが美味しいことに気がつきました。もちろん、切り口も汚いですし、大きさもまばらです。でも、口の中に入れたときのフレッシュさは、家でさばいた方がダントツです。慣れないことをしてでも食べる価値があると私は思いました。
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三つ目に思ったのが、生きていたものに感謝して食事しなければいけないということです。秋刀魚をさばくと、血がまな板につきます。包丁も汚れます。手も臭くなります。しかし、美味しいので食べるということは避けられません。東京の生活に慣れ、コンビニやスーパーで画一化された食材に触れる日々が多くなってきたので、改めて「いただきます」という言葉を深く考えました。

秋刀魚をさばくだけでそんなことを思うなんてオーバーなやつだ、と思われるかもしれませんが、三つをまとめると、
料理は度胸と技術が必要です。
加工されてない食材は、美味しいです。
食材に感謝しましょう。
ということです。

これは、仕事と同じかもしれません。
度胸とスキルで、課題を解決する。
だれも手のつけてない仕事は、楽しい。
仕事があることに、まずは感謝しましょう。

さて、明日はなに作ろう。