凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

サラリーマンとノマド

ノマド、フリーランスという言葉が世間で話題だ。

かくゆう私も、高城剛にあこがれて高校時代、大学時代を過ごした。そのおかげで、ジャック・アタリというフランスの経済学者の本も読むことができた。

 

ジャック・アタリ、リチャード・フロリダ、高城剛の著書から考える私のノマドについて述べたい。

・能力が高く、多くの人に影響を与えることができる。

・そのため、ひとつの組織に属していながらも、あらゆる組織から仕事が舞い込む。

・テクノロジーが発達したとはいえ、その「人」に価値が付属するため対面での仕事が多い。

・あらゆる組織から仕事が舞い込むため、移動が多くなる。

・そのため、カフェ、空港、新幹線、あらゆる場所で仕事をしなければならなくなる。

 

以上が私の考えるノマドである。

名前をあげるなら、カルロス・ゴーン、若手であれば岩瀬大輔、芸術家なら村上隆などがそれに当るだろう。

職種で言うなら、商社マンや戦略系コンサルがそれに該当するだろう。

 

要するに仕事を確実に行い、社内のみならず社外からも注目を集める人材である。

決してスターバックスmacbook airをいじっている人のことではない。

 

では、いままでの時代の「スーパーサラリーマン」と「ノマド」の違いはなんだろうか。メディアによって操作されている部分は多分にあるが、違いは「仕事は楽しい」というメッセージを含んでるか否かだと感じる。

 

たしかに、世の中の「ノマド」たちは楽しそうに仕事をする。やりたくないことはやらないと宣言までする。

 

 

じゃあ、こんな大風呂敷を広げているが、おまえは何様だ?!と疑問を持つ人もいるだろう。

私は、就職活動で2つの上場企業(大手)と1つの組織(1600人規模)の内定をもらった。

1つの組織(1600人規模)は、16歳から夢見た職業だったが、社会人経験を積まずにそこにいきない飛び込むのはキャリアとして発展しにくいとも考えた。大手の方が研修がきちんとしていたり、コネクションが作れるのでは?とも考えた。

ただ、ライブドアもつぶれる時代。銀行も合併を繰り返す世の中。20年後になにが正しいかなんてわからないと感じ、自分が一番やりたい仕事=16歳からの夢を選んだ。

 

実際の夢見た仕事と現実のギャップはある。しかし努力をすればその差が少しずつ埋まって行くのを感じる。だから毎日の仕事は楽しい。

しかも刺激を与えてくれる同期や後輩、憧れの先輩、とびっきりの上司もいる。

昇進とか給料とかそういう部分を超えたやりがい、達成感が生まれるのだ。

 

きっとそのような会社はどこにでもある。選び方次第である。

やりたいことが大手にあれば、大手で仕事をすればいい。海外で石油開発がしたいなら、やはり商社に入るのが懸命である。

やりたい仕事を選べば、仕事は楽しい。というのも好きなことをしてお金がもらえるのだ。最高に楽しい活動ではないか。

 

仕事が楽しくなると、社内での知り合いも増える。多くの人と会話をし、できるだけ社内を歩いて挨拶をするようになると、見えてくる風景が変わってくる。

ものごとの動きがちょっとだけ、見える化する。

ものの流れ、人事のながれ、お金のながれ。それらが見えるだけで、仕事のスピードが格段にあがる。

 

私はどのような組織でもノマドとして働けるように日々いきている。

自分の部署と他の部署からまずは始めればいい。その後は自分の職種と他の職種。次に、役職の違いを超えて働けばいい。そうやってひとつひとつを股にかけて積極的に仕事を行っていくことが、真のノマドへの道だと私は思う。

 

組織に属していいないだとか、スタバでmacbook airを広げてるだとか、そういうことがノマドではない。

常にフラットに多くの人と接し、仕事をしていくことが重要なのだ。そうすれば周りから仕事が舞い込み、真のノマドになれる。