凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

ばあちゃんからの手紙

2014年の2月に大好きなばあちゃんが亡くなりました。

小さい頃から、ケーキを焼いてくれたり、肉じゃがの作り方を教えてくれたりしたばあちゃんでした。大学に入り私が東京に出てからは、私がばあちゃんに電話をすると、翌々日にばあちゃんは手紙と一緒にお小遣いを送ってくれました。

 

今日、昔の書類が必要で整理していたら、大学時代にばあちゃんが送ってくれた手紙が4〜5通出てきました。

なんとなく読み始めると、涙が止まりません。ただ、大したことは書いてないんです。

「足が痛いので、整形外科にいった」

「自転車に乗れるから、年をとってもなんとかやっていける」

「整形外科から、針に変えてみた」

「畑の草むしりをした」

など、ばあちゃんの日常がちょっとだけ書いてあって、あとは私へのメッセージです。

 

「若い時は今しかないから、勉強頑張れ」

「バイトも勉強も大変だろうけど、ちゃんと食べるように」

 

ただの手紙です。便箋に書かれた手紙ですが、涙が止まりません。

なぜなら、ばあちゃんの字で書いてあるからです。字を見ただけで、ばあちゃんが一生懸命書いてくれたことがわかります。私へただただ「頑張れ」と言いたかったのが、よくわかります。

 

改めて、多くの人に支えられて生きてきたことを実感しました。

もっともっと、「頑張ろう」と思いました。

手で書いた文字だから、人に伝わるメッセージがある、ということです。