凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

音楽との向き合い方

映画「セッション」(原題は、Whiplash)を見て、自分の原点を思い出し、仕事へのやる気を取り戻すことができました。

原点である音楽と向き合い方について書きます。
音楽は、僕の中で3つの要素からできています。リズムとメロディーと和音。

一番大切なのはリズムです。神様は細部に宿るので、メトロームを使ってひたすらリズムの練習をすることが大切です。罵られながら、ひたすらメトロームと向き合い、仲間と音を奏でながらひたすらリズムを意識します。大人への階段はリズムから、です。

そして、メロディー。これは音階練習の繰り返しです。どんな音階練習もスラスラ弾けなければならず、いろんなパターンの音階練習をします。巨匠たちは、この音階練習がめちゃくちゃ上手です。まるで曲のように弾きます。そのくらい、弾けなきゃステージには立てないんです。

そして、和音。これは音の組み合わせと響きをきちんと認識する練習です。なんとなくの和音は許されません。すべての音が自分の耳では聴こえてないと、人と演奏するなんて無理ですから。


こんなイかれた考えを持って、僕は大学時代に音楽と向き合っていました。

ただ、これ、仕事も同じじゃねぇか、と思ったんです。

まず、リズム。これはタイミングと一緒です。上司の求めるタイミングで資料を用意する。お客さんのほしい情報をさっと出す。クライアントが話したいことをうまくきく。リズム感がよくないと、仕事なんてスムーズにできないなーと思った次第です。

音階練習は、パソコンの基本スキルです。やっぱりメールは24時間以内に返すべきだし、ワード、エクセル、パワーポイントは使えて当たり前。しかも綺麗に短時間に仕上げなければ、次のステージには進めません。

最後に和音。仕事は仲間とするものです。一人一人が響きあって初めて成立します。前衛的なプロジェクトは、不協和音を含んだりしますが、最後はすっきりするはずです。チーム全体が見えてないと仕事になりません。


リズム、メロディー(音階)、和音、音楽と向き合うのに必要な要素は、仕事でも一緒でした。素直に練習して、うまくなるしかないってことです。

人生に無駄なし!
チャオ。