凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

科学的に証明された効率の良い勉強法

先日、大学院を卒業しました。

2015年の10月から2018年4月まで、会社勤めをしながら、オンラインでイギリスの大学に通ってました。

イギリスの大学院に通ってたのが、27歳-30歳。

大学は、途中留学したりもして、23歳のときに卒業しました。

人生の半分以上は、「勉強」というものにコミットしてきましたが、「勉強法」を学校で教わることは一度もありませんでした。

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ケンブリッジ大学医学部出身の医師YouTuber

 オンライン大学院によって、英語で映像をみることへの抵抗がなくなりました。そのおかげで、この1年くらい海外のYouTuber の映像をよく見ています。

最近気に入っているのが、ケンブリッジ大学医学部出身の医師YouTuber。

iPad Proの使い方を紹介している動画がきっかけで知りました。

他の動画を掘り下げてみると、興味のあるトピックがたくさんありました。医学生のころから現在医師になるまで、動画を作成していて、常に「勉強」を効率的にすることを念頭に動画が作られています。

 

Evidence-based Study. 科学的に証明された勉強法

その中で特に面白かったのが、Evidence-based Study. 科学的に証明された勉強法というトピックでした。

 ここで紹介されていた勉強法について、紹介します。

 

あまり効率的でない勉強法

効率的な勉強法の紹介の前に、まずはあまり効率的でない勉強法が紹介されてました。

それは、

  • (教科書などを)読み返すこと
  • (教科書などに)マーカーで線を引くこと
  • (教科書などの情報を)ノートにまとめること

でした。

意外にも、学校で多くの生徒がやっている勉強は、科学的には効果が薄い勉強法として紹介されていました。

 

効率的な勉強法

では、どうやって勉強するのが良いのでしょうか?

それには、Active Recall というテクニックを使うと良いそうです。

実際には、

  • フラッシュカード(単語帳)を使う
  • 教科書を閉じて、知っていることを図解する
  • 教科書を見て、質問と回答を作って、質問を解く

という行為が最も効率的な勉強法のようです。

 

両手法を比較すると

教科書をただ読んだりノートにまとめるというのは、情報を受動的にインプットしているに過ぎず、脳に負荷がかからないようです。

逆に、単語帳や自分で問題を作って解く行為は、脳から強制的に情報を引き出す作用があり、それが情報の定着につながります。

 

さらに忘れてはならないのは、時間をかけて反復すること

効率的なテクニックを使っても、人は繰り返してactive recall をやらないと情報は記憶できません。

実際に、1日で50%のことを私たちは忘れてしまいます。なので、繰り返し記憶を呼び起こす必要があります。

それに最適な頻度も科学的に示されています。

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参照:https://www.weforum.org/agenda/2015/05/whats-the-most-effective-way-to-take-notes/

最初の覚えた段階から、

  1. 18分後
  2. 1日後
  3. 7日後
  4. 31日後
  5. 3ヶ月後

に学習を繰り返せば、情報が脳に定着します。

上記で紹介したAliさんも、Google Spreadsheetに、何をいつ学習したかメモして勉強しています。

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人生は、勉強の連続

改めて、効率的な勉強法を知った今、今後の残された人生でどう勉強していくかついて考える必要があるなぁと思っています。情報過多の時代において、自分に定着させるもの(ストック)とその場の判断だけに必要なもの(フロー)に分けて考える必要があります。

人生は、勉強の連続。机上の上だけでなく、ビジネスにおいて身につけた知識も振り返る必要があります。自分にとって大切なストックの情報については、active recall しやすい環境を整える必要があるなぁと感じました。