おいしいコーヒーのいれ方
この本がきっかけで、僕は本を読むことが好きになりました。
思春期の僕がワクワクするような恋愛小説だったことをうっすら覚えています。
大学入学のために上京してすぐ、イタリアンレストランで働きました。このレストランのバイトの特典は、シェフがまかないでパスタを作ってくれることと、エスプレッソコーヒーが飲み放題であることでした。
ここで僕はコーヒーが心底好きになりました。
18歳から31歳まで、コーヒーは自己流で淹れていました。
前職の同僚がコーヒーを焙煎していて、彼から何度かコーヒーを買ったこともあるし、Blue Bottle Coffeeまでコーヒー豆を買いに行くくらいThird Wave Coffeeに凝っていたこともあります。
ただ、気になっていたこととして、コーヒーを美味しいと思えるときとそうでないときがあること。
それは自分の淹れ方に問題があることも薄々わかっていました。
先日、YouTubeでこんな動画を見つけました。
驚きました。コーヒーを美味しく淹れる方程式が紹介されていたのです。
動画をみて、わかったこと
- コーヒーは焙煎によって豆の重さが変わるから、体積ではなく重さを図ること
- 100gのお湯に対して、6〜8gのコーヒー豆の量が適量であること
- お湯は3回に分けて落とすこと。20%, 40%, 40%で落としていくと良い。
ということで、早速図りを買って、300gのお湯でコーヒーを淹れてみました。
300gのお湯に対して、豆は21g。
計測器にカップを載せ、豆の重さを図り、豆を挽く。
ドリッパーとペーパーフィルターをお湯で濡らして、温める。
温めたお湯を捨て、挽いたコーヒーを入れ、60g, 120g, 120gでお湯を注いだ。
びっくりするくらい美味しいコーヒーができました。
いままで格好つけて、コーヒー豆を選んでいた自分が恥ずかしくなるくらい美味しいコーヒーができました。
豆よりまず淹れ方が大切なことを思い知りました。
ふと、お菓子作りが趣味の友人(男性)が教えてくれた言葉を思い出しました。 「お菓子作りは科学。分量通りに作らないとダメ。」
おいしいコーヒーのいれ方は、科学でした。