凛として

小迫正実(Masami Kosako)個人のブログです。

プロジェクトマネジメントをやる上での忙しさと暇さについて

事業会社でのプロジェクトマネジメント

新卒からずっと事業会社側でプロジェクトマネジメントの仕事をしています。

事業会社の仕事の多くの部分は、通常のオペレーションによって構築されています。 通常のオペレーションというのは、ビジネスモデルがしっかりしていれば、あんまり特別な施策を打たなくてもある一定の売上や利益を生む仕組みがあるという意味です。

病院も、ある一定の患者さんは何もしなくてもやってきますし、IT企業で広告の仕事をしていたときも、広告主のおかげで、勝手に広告の売上が立っていました。

そういうビジネスモデルの会社に身を置いていると、プロジェクトマネジメントを生業にしている自分としては、繁忙期とそうでないとき、つまり忙しい時と暇なときの差が激しいなぁと実感します。プロジェクトの計画・企画・導入期は忙しくなりますが、そうでないときは手持ち無沙汰なときもしばしば。
自分自身をもっと忙しくできる部分もあるのですが、最近大切にしているのはオペレーション側のスピード感。
よっぽどのことがない限り、彼ら/彼女らのスピード感に乗せて、プロジェクトをランディングさせます。数年前までは、議論の余地なくスピードMAXでプロジェクトを進めていましたが、どうしても手戻りが多く、最近はスピード感を合わせる代わりに、中期的なPDCAを回すように心がけています。

忙しいときと暇なとき、それぞれ心がけていること

忙しいときに心がけていること

  1. プロジェクトの状況を、関係者に定期的に報告する(基本的にメールで)
  2. プロジェクトのメンバーに声を掛けて回る
  3. 全員がHappyに越したことはないが、そうでないときは自分が先陣を切って発言・行動する

暇なときに心がけていること

  1. 市場の動向を追って、テキストにまとめること(たまに関係者に発信すること)
  2. 現場の課題をまとめておくこと(すぐに解決できないものも、まとめておくこと)

心がけていること、あんまりなかった・・・。

暇になるとつい

隣の芝が青く見えて、コンサルやファンドでバリバリやっている友人・知人を羨ましく思ってしまいます。 が、事業会社というのは、中長期的に、プロダクトやサービスのバリューをあげて(顧客に提供する価値を向上して)、売上や市場シェアを拡大したり、利益を確保するもの。

忙しさは自身の評価のバロメーターにならず、Grit(やり切るチカラ)が最も大切。暇なときもきちんと耐えて、次に備えるのも仕事のひとつ。

※暇って書くとネガティブな印象を与えますが、なんというか締切に追われていない状態といえば良いんですかね?